善なる神を補佐する『アムシャ・スプンタ』

アムシャ・スプンタは、ゾロアスター教の善なる神アフラ・マズダーの意思によって創造された7柱の大天使です。破壊神アンラ・マンユと戦い続けるアフラ・マズダーを援助する存在で、ゾロアスター教の倫理教説においてきわめて重要な存在と言えます。彼らはそれぞれ7種の創造物を守護しており、神と人との取次ぎもおこないます。開祖ザラスシュトラに神の啓示を与えたのも、アムシャ・スプンタです。

さまざまな宗教に影響を与えたゾロアスター教

太陽・日・光を崇拝するゾロアスター教は、最高神アフラ・マズダーと破壊神アンラ・マンユが覇権をかけて争います。天使と悪魔の戦い、天国と地獄の概念を初めて教義に取り入れ、ユダヤ教やキリスト教に影響を与えました。