救世主の受難につき従う天使
新約聖書の中に、イエスの前に天使が現れる場面が2ヵ所あります。いずれも、イエスの受難を成就させるために助けることはできないが、せめてイエスを慰めたいという父なる神の代理として現れる天使たちです。父なる神も辛いのだという神の意を汲んで、ゲッセマネでの祈りから磔刑による死、十字架降下までのイエスのさまざまな苦難の場面に描かれているのが<嘆きの天使>で、ルネサンス以後盛んに描かれるようになりました。
救世主の復活を告げる天使
イエスが埋葬された後日、マグダラのマリアたちが彼の墓を訪れた際にも天使が現れ、イエスの復活を告げるという場面があります。『マルコ福音書』や『マタイ福音書』などでさまざまな状況が描かれています。
このページに対するコメント