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悪魔のイメージの変化

天使と違い、悪魔は長い間まともに図像表現されることがありませんでした。最初期の悪魔の例は、6世紀に描かれた悪霊(羽の生えた黒い人型の物)です。9世紀初頭の『ケルズ書』に登場する「誘惑する悪魔」は、黒っぽい裸の天使のような姿ですが、ただの人間のように描かれることもあります。12世紀頃には種々の動物の混成の生き物や人型の怪物として描かれるようになり、14世紀以降はさらに多彩になっていきます。

現代も変わらない悪魔のイメージ

悪魔の図像的イメージは時代によってさまざまですが、現代も黒っぽい裸の天使という、最初期のものと変わらないイメージが定着しています。悪魔とはそれほど抽象的な存在であると言えそうです。

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