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修道士と悪魔

1世紀後半に成立した新約聖書にも登場する、荒野でイエスを誘惑した悪魔は、イエスの地上の代理人とも言うべき聖人たちの前にも現れ、彼らの修業を妨げようとします。悪魔の攻撃は、修行の放棄と日常への復帰を迫るところから始まり、それが確固たる信仰の前に敗れ去ると、女に変身するなどして性欲に訴えたり、獣や蛇の姿になって襲ってきもします。しかし、耐え続けるとついに天が開いて光が落ち、悪霊どもは姿を消すのです。

すべてを悪魔のせいにする修道士

中世末期の修道院では、修道士の怠惰や欲望がすべて悪魔のせいにされるという傾向が見られました。性欲はもちろん、勤業中の眠気など何もかも悪魔のせいというような発想は、ろくなものを生み出しません。

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